付録-位登産業専用線跡
池尻駅から分岐していた位登産業専用線跡を訪問しました。
いつごろまであったのかははっきりしません。
空中写真を見ると昭和50年(1980年)ぐらいには線路がなくなっているように見えるのですが。
■池尻駅 2019/5/4
池尻駅は位登産業専用線を含め何線か専用線が出ていたようです。駅舎もない無人駅ですが、
構内が広いのは当時の名残でしょうか。線路は撤去されていますが、貨物用ホームも残っています。
■日田彦山線分岐付近 2019/5/4
専用線は池尻駅からしばらく日田彦山線に沿って北上し、西側にゆるく分岐して行きます。
日田彦山線は次第に高度を上げていきますが、専用線跡はそのまま道路に転用されて住宅地に入っていきます。
橋台を比較すると、日田彦山線のレンガ積みに対し、専用線跡はコンクリート製です。
池尻駅は1899年(明治32年)開業とのことですので日田彦山線の橋台はその頃のものでしょう。
専用線がいつ敷設されたかわかりませんが、だいぶん後になって敷設されたのかも。
■位登産業付近 2019/5/4
専用線跡の道路は川を渡り田んぼを抜けていきます。専用線の先には、現在も位登産業が操業しています。
専用線は消防団の建物の位置を通り、ホッパー跡にカーブして続いていたようです。
線路は見当たりませんでしたが、コンクリート枕木が残っていました。